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救急隊の皆様へ P1
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救急車から当院への収容依頼の情報伝達時に、
質の高いコミュニケーションを行うための提案です。

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1.情報伝達の基本的事項

誰が電話するのか?
 消防の慣例では救急隊長がその任に当たることが多いようですが、医学的知識の量や理解度、病院研修などを通した医師との「顔の見える関係」などを考慮して、最も良質な情報を的確に伝えることができる人が行うべきです。救急救命士にはそのような活動が期待されています。
 ただし、隊員の構成上、隊長自身が救急救命士でない時もあり、このような場合において、情報伝達の不具合によるトラブルが生じやすいと推測されます。
 迅速で的確な救急搬送のために、基本的には隊内の救急救命士が連絡の任に当たっていただきたいものです。
 また、隊内にかならずしも救急救命士がいるとも限らないため、隊長の任にあたる人は情報伝達に関して日ごろから高い意識を持っていただければと思います。
   参考:救急活動コニュニケーションスキル(メディカルサイエンス社)

外傷ではMIST、疾病では主訴と現病歴
 傷病者の情報を伝える際には、最初に傷病者の年齢/性別をはっきりさせましょう。次いで、外傷では「MIST」に従って情報を伝えます。
 疾病の場合にはまず「主訴」と「現病歴」をはっきりと伝えます。傷病者が複数の症状をあれこれと訴え、主訴がはっきりしないような場合には、どの症状が最も辛いのかを聞けば、それを主訴として取り上げることができます。
 これによって診療科が決まるためかなり気を使うこともあるでしょうが、”本来なら”夜間はけがは外科、病気は内科が診るというのが基本であって、実際そうしている病院も医師もたくさんいます。他科症状を診ない内科医とか、骨折を診ない外科医とか・・・日本の医療教育の欠陥と言われていますね。

2.医師(看護師)は何を考えながら救急隊員の情報を聞いているか

外傷では      

胸痛・背部痛では  

意識障害では    

吐血では      

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